- L007
- タナカ マリ(編集者&ライター)
仕事を辞めて中南米へ!
オンナ30、住んだ・旅した220日
思い立ったら、ラテン日和
ラテン的世界から見た
ニッポン人について

私の誕生日にステイ先の家族が用意してくれたケーキ。顔のイラストは「日本人をイメージしたのよ」とのこと。ツリ目=東洋人、なんだねー。
まだ日本で中南米行きの準備をしていた頃、周囲の人達に「今度コスタリカに行くんだよ」と告げると、ほとんどの反応は「どこそれ?」「危ないからやめとけ」、なかには「どこ? アフリカ?」と言う人もいた。
そうよね、だいたい現地に行く張本人の私だって、こんな国はロクに知らなかったのだ。
じゃあ逆に、コスタリカにおける日本の知名度は、というと。日本人の私が現地でよく尋ねられた質問は、だいたいこんな感じだ。
「あれ? 日本語と中国語って一緒だよね?」
(違いますよ。中国人とは会話できませんよ)
「日本人? じゃあこれ読める?」
(と渡されたのは韓国のハングル文字。読めませんってば)
「『ナルト』知ってる? 『るろうに剣心』知ってる?」
(日本アニメは中米でも強し。でもよく知らないってば)
「日本人は全員カンフーができるって本当?」
(東洋人のイメージ、ブルース・リーの時代で止まってます)
どうやら大半のコスタリカ人にとっても、日本は「どこそれ、アフリカ?」的な謎めいた国。もちろんソニーやトヨタのおかげで「日本=ハイテクの国」の印象は定着しているものの、それ以外で具体的に湧くイメージがないんだろう、なあ、やっぱり……。
だいたい東洋系(多くは中国系)の人口割合そのものが1〜2%程度と、超少数派。日本人が街を歩けば、必ずと言ってよい程かけられる言葉は「チーナ!」。直訳すると「中国人」だけれど、たぶん「アジア系の女の子」ぐらいの意味合いなんだろう。
この「チーナ!」攻撃と、すれ違いざまに全身をジーーッと眺め回す視線攻撃、この2つに打ち勝たねば街を歩くのもままならない。
まあ視線攻撃の場合は、すべての女性に対してやるのがラテン男の常みたいな部分もあるけど。にしても、象を初めて見た江戸時代の人はこんなリアクションだったのかしら、という程の珍しがられぶりを感じるたびに、「日本人ってマイナーなのね……」と実感せずにはいられない。
このアウェー感満点の感覚、もちろんストレスに感じる時もあったけれど、私はそれほど嫌いじゃなかった。日本で暮らしていたら、この感覚ってまず味わえないな〜、と「珍しがられることの珍しさ」を半ば面白がってさえいた。
私たちが「コスタリカ? アフリカですか?」と言っている、その地球の反対側で、「日本人はカンフー使い」と信じている人達がいる。そして、そのどちらもが自分達の日常がフツーのものだ、と考えて暮らしている。
これらの「フツー」は、合わせ鏡のようにお互いの歪みを映し合っている。さてさて、ほんとはどちらが「本当」なのだろう?

とある日に見たJICA主催の日本フェスタ。漢字で自分の名前(カルロス、とか)を書いてもらうコーナーが大人気。
【¡Hola,Chinita!】
オラ、チニータ!
「よう、アジア人のねーちゃん!」
こんなかけ声を、1日平均4〜5回は聞きます。


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- タナカ マリ
- (編集者&ライター)
- 広告やWebコンテンツ制作の世界で、企画・編集・執筆等の仕事を続けて早8年。30代に突入したわりにはあり余る体力を、趣味のバイク、ランニング、サルサダンスで燃焼中。2008年、仕事を一時中断してスペイン語を学ぶため中米コスタリカに約半年滞在。「人生やったもん勝ち」を代々の家訓として掲げることを目論む今日この頃。

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ニッポン人について
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- コスタリカ撤退準備!
で、次なる予定は……
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- いざ南米旅行に出発!
まずはメキシコへ
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- [最終回]
ブエノスアイレス到着!
そして終わる、ラテン日和



















