先生の爆声にビリビリ

今回の講師は、幼い頃から詩吟を始め、現在はライブ活動もしているというlily先生。まずはお手本を見せてもらうことに。あのエロ詩吟芸人を何となく思い浮かべていた編集部は、その第一声を聞いて腰を抜かした。だって、小柄な身体からは想像もできないくらいの大きな声! 

なんと、詩吟というのはこんなにも大声を出すものなのか。空気がビリビリ音を立てるくらいの爆音ならぬ爆声で漢詩を読み上げていく先生の横顔を見つめながら、自分たちにもできるかどうか早くも一抹の不安がよぎる編集部。

やばい、こりゃやばいぞ。
普段パソコン相手に仕事をしている私たちにとって、思いっきり大きな声を出すというのは案外難しいものだ。気恥ずかしさを吹き飛ばそうと腹を決めても、初めは身体が言うことをきいてくれない。

そんな私たちの不安を見抜いたのか、先生いわく、「みんなこのくらいの声は、出そうと思えば絶対出せるんですよ。だって、産声の“おぎゃー”は腹式呼吸ですから。ささ、腹式での発声を思い出しましょ。そうだ、誰でも大きな声が出せるとっておきの方法がありました」。

まじっすか! そう言うと先生はおもむろに立ち上がった。そしてひざに手を置き、ラグビー部員みたいな格好に。

先生「この姿勢でおもいっきり叫んでみて。はい、あー!!! 」
編集部「…あー! あー!! うわああああ!!!」

出た。出ちゃったよ、大きな声。中腰になってひざに手を置くことで身体が固定され、自然と腹式発声になるのだ。ちょっと恥ずかしいけど、自分でもびっくりするくらい大きな声が出た。キモチイイ! 第一関門クリアしちゃった? ちょっとずつこなれていく身体に合わせて、気分もじわじわ上がっていく。