出所に海外の例

定額給付金、知ってるツモリ?

実際に私たちの手元に給付されるまで、さまざまな意見が乱れ飛んだこの定額給付金は、消費の呼び水として導入された定額給付金。
金利変動などが起きて損失が出たときの補填用財源である「金利変動準備金」(これが噂の「霞ヶ関埋蔵金」)の4兆1580億円を切り崩して景気回復のための予算へ回すことに。このうち定額給付金に使われる予算は2兆円だけど、ほかにも地域活性化・生活対策臨時交付金(6千億円)、高速道路料金の引き下げ補填(5千億円)、零細企業支援や子育て支援、介護支援、障害者支援に充てられる。
2009年1月8日に行われた国会の代表質問では「概ね4割程度が消費に回ると想定し、民間消費支出を0.3%程度押し上げる」と答えた与謝野馨 経済財政政策担当大臣。
しかし、定額給付金のようなバラ巻きでは景気回復の根本的な解決策にはならないなどの議論で衆参両議院もつれにもつれ、3月4日の衆院本会議で「財源特例法」がようやく可決された。
とはいえ、元をたどれば私たちの税金! 天から降って来たお金なんかじゃないのだ。
それならきっちり知っておかなきゃ。今さら聞きにくい基本をおさらいしておこう。

Q1.何のためのどんなお金?

総務省によれば、定額給付金の狙いは「景気後退下での住民の不安に対処するため、住民への生活支援を行うことを目的とし、あわせて、住民に広く給付することにより、地域の経済対策に資するもの」。つまり、不況にあえぐ国民の「生活支援」と「地域経済の活性化」がその狙いってわけ。“使ってなんぼ”のお金なのね!

Q2.誰がいくらもらえるの?

もちろん、ひとり12,000円。住民登録さえあれば、外国人も貰うことができる。では住民基本台帳から登録が抹消されてしまった人(ホームレスなど)には給付されないの? いえいえ、新しく住民登録を行えば例外措置として受け取ることができる。また、ドメスティックバイオレンスの被害者など、世帯主である加害者に現住所が知られたくない場合でも、避難先の自治体で住民登録を行えば加害者の住民基本台帳の観閲を制限し、受け取りが可能。
一方「ネットカフェ難民」など、住民基礎台帳と居住地が異なる場合は給付が難しいとのこと。
また、65歳以上のお年寄りと18歳未満の若者には2万円が支給される。市区町村から振り込まれるのが原則なので、支給基準日である2月1日前後に引っ越しをした人は要注意(海外移住者の場合も同様)。ちなみに申請期限は、作業開始日から6ヶ月以内です。
早くしないともらえなくなっちゃうなんてことも。手続きがまだの人は今すぐポストへGO!

Q3.定額給付金は日本だけ?

2008年4月下旬に米国で納税者1人当たりに最大600ドル(約54,000円)の小切手が配られた。オーストラリアでは同年末、クリスマス消費を見越して子供1人当たり1000豪ドル(約65,000円)が、台湾では10,000円分の商品券、ドイツでも児童手当一時金として100ユーロ(約12,000円)などなど。所得税の還付って、世界ではメジャーなのかも。
ちなみに気になる効果の程は、アメリカの場合、給付直後の5月には個人支出が高い伸び率をみせたが7月の景気は更に悪化。給付金を利用した消費の大きな伸びが反動となって、その後6ヶ月連続で個人支出は前月割れの事態となったらしい。どうなるニッポン!

*出典 http://www1.tcue.ac.jp/home1/katoi/think/kyuuhukin.htm
http://www.mof.go.jp/jouhou/kaikei/syokan/zaitou.htm


オーバーヒートもご愛嬌