最近周りに子供を持つ友人が多くなったせいか、自分だってもう大人なんだと言い聞かせることが増えた気がする。親になれる年齢なのにいつまでも子供じゃ、ねえ。
とはいえ、いまいち大人としてのどう振る舞えばいいのかわからず悶々。
大人と子供の一番の違いって何だろう?
この映画の主役は、それぞれに悩みを抱えた1つの家族。末娘のオリーブを美少女コンテストに出場させるため、ひとつのバスに全員が乗り込み、会場までの旅に出る。
一緒に過ごすうちに、家族はお互いが抱える問題や気持ちを理解するようになっていくのだが……。
子供と大人で一番違うこと。それは「感情の出し方」かもしれない。
人前で泣かない。嬉しくても謙遜。怒っていてもポーカーフェイス。
それは周りへの気遣いだったり、暗黙のルールだったりするわけだけど、いつしか感情を素直に出さないことが「大人」だという意識が根付いていることに気がついた。
逆に言えば、感情の出し方以外の「核」は変わっていないのかも。
この映画には「子供っぽい大人」がたくさん登場する。やりたいときに好きなことをして、嫌なときには泣き喚く。無茶なことをいっぱいしでかしては傷つくけれど、人に優しい。
見終わった後には、そんな大人たちに励まされる。変わらぬ「核」を大事にして、感情にフタをすることなく好きに生きてやれ! なんて気分に。かっこつけずに正直になろう。子供っぽいというならそれでもいいやと思わせてくれる素敵ムービーです。
澄ました大人っぽい自分に嫌気が差したときは、ぜひどうぞ。

- リトル・ミス・サンシャイン(DVD)
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販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ASIN:B000LXHF4K
発売日:2007/06/02
価格:3,990円(税込)
童心を失わないといえば、真っ先に思い浮かぶのが宮崎駿監督の作品だ。
どの作品にも子供の頃に感じた矛盾や視点が盛り込まれていて、毎回ハッとさせられる。
小学生くらいの頃、大人から理不尽な怒られ方をしたり、納得いかないことを大人の理屈で通されたりしたときには、絶対こういう大人にならないように心に刻んでおこうと誓ったものだ。物心ついたときから自分の「核」は変わっていないつもりだけれど、残念ながら子供の「感覚」は少しずつ忘れてしまうのだ。
幼い頃は毎日新しいことに出会って、知らなかったことがわかるようになることにワクワクした。毎朝起きると、毎朝世界が違って見えるような感覚だった。
もちろん今だって毎日は楽しいけれど、世界がぶわっと広がったあの感覚とは少し違う。子供の頃の今よりずっと高潔(?)だった感覚を思い起こさせてくれるのが、自分よりも遥かに年上の宮崎氏の作品なのだからなんとも不思議。
そんな宮崎作品の中でも、一番好きなのがナウシカなんです。
私が初めて出会ったヒロインなのかもしれない。
正義感に燃え、虫を愛し、メーヴェに乗って空を飛ぶ。
言葉にするとめちゃくちゃだけど、小さい私は本気でナウシカになりたかったのだ。
一瞬で自分の原点に戻れる作品は私の宝物です。

- 風の谷のナウシカ(通常版)(DVD)
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販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ASIN:B00005R5J3
発売日:2003/11/19
価格:4,935円(税込)


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- まつざき みわこ
- (complex gala.編集長)
- 「ソフト面」の編集を担当するフリーライター。エンタメ系から小難しい系までいける理論派だが、感情が先走るクセがあり、時折フリーズする。必殺技はベリーダンスだが恥ずかしがって披露しないという、これまたアンビバレンスな彼女である。
- ・ブログ:虹色玉虫





