恵みの雨とよく言われるが、実際は鬱陶しいと感じるもの。
また、ポタポタと落ちるさまは、涙を連想しやすいことから、
雨がテーマの歌は「悲しみ」が前面に押し出されたものになることが多い。
冷たい
消える
落ちる
流れる……
ところが、そのイメージを覆す歌がある。KOKIA という女性が吟う「song of pocchong 〜雫の唄」がそれ。
この歌の歌詞を知りたくて検索してみたのだが、どこにも見当たらない。 アイルランド風の音楽に乗せて、英語風に歌っているのだが歌詞がない。 歌詞がないから文字によるイメージは構築されず、音そのものの印象となる。
昔から、歌詞の意味がほとんどわからないのに洋楽が好きな人が多いのが理解できず、「唄も楽器のうちのひとつなのさ」という木で鼻をくくったような説明を聞き、それなら作詞したアーティストに失礼じゃないかとずっと納得できずにいる。
これに対して痛快な答えを出してくれたのが「アディエマス」である。 イギリスのコンポーザーのカール・ジェンキンスが、友人のマイク・ラトリッジと共に結成したユニットで、南アフリカ共和国出身の女性ヴォーカリスト、ミリアム・ストックリーが架空言語「アディエマス語」を用いて歌う。CMなどでもよく使われているので、曲を聴けば「あ〜、あれね。」とすぐわかる。
架空言語だから歌詞がわからない。でも、曲の心地よさが沁み込んでくるのだ。 日本のアーティストじゃこの実験をできるのはいないだろうな、と思っていたら、いた。
KOKIA - song of pocchong 〜雫の唄
一度聴けばその心地よさで、雨のイメージが一変するはず。ん?? これ「雫の唄」だから……
いや、この際「雨」ということでご容赦を。

- The VOICE(CD)
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ASIN:B00120VGQY
発売日:2008/02/20
価格:3,045円(税込)
うちには子供が5人もいるのだが(♂♀♀♂♂)、一番下は双子でもう高校生。 その彼らが1歳の時の話だからもう15年も前のことになる。
妻には短大を卒業してしばらく大阪で働いていた時の親友が九州に2人いる。 ひとりは鹿児島の川内市。もうひとりは長崎市内。 長崎は高校の同級だった妻と修学旅行で訪れた所でもある。
15年前の夏に急に思い立って、車での家族旅行の行き先を九州に決めた。 神戸から宮崎に入り、南下して鹿児島。十数年ぶりの再会。 家族総出で歓待して頂き、とてもいい時間になった。 それはもうひとつの訪問先長崎でも同じで、いい女房孝行になったのである。
でも、私のお目当ては別の場所にあったのだ。それは北九州小倉のスペースワールド。 その遊園地には、当時の日本最大斜度を誇るローラーコースターがあった。 関東近県のジェットコースターを制覇した私の次の目標がそこのコースター。 現地に着くまでその話は伏せて、あたかも子供たちのための行き先として旅程に加えた。
コースターフリークを十分に堪能させた時間はあっという間に過ぎたのだが、空を見るとどうも雲行きが怪しくなり、みるみるうちにあたりは真っ暗、ついには土砂降りの雨が降ってきた。激しい雨はコンクリートを打ちつけ、ここそこで背伸びを争うように雨粒が跳ねる、跳ねる。すべての家族連れが屋根のあるスペースに先を争うように転がり込む。
どの子供達も恨めしそうな顔で暗い空を眺めている。
せっかくの遊園地なのに……と思っていたら4歳になった次女が突然こう言った。
「おとうさん、雨の中で走り回っていい?」
夏だし、気温は高いし、着替えはあるし。そういうのもたまにはいいと思ったので「好きにしていいよ」と答えた。
上の子3人は歓声をあげながら、大声で笑いながら土砂降りの雨の中を走り回る。 うらやましく思っていた双子もいつの間にか彼らに参加して5人子供の雨踊り。 そうしているうちに不思議にも暗雲があっという間に途切れ、太陽が顔を出した。
太陽は水たまりに反射してキラキラ光る。
跳ね上げた水たまりの雫もキラキラ光る。
そして5人の子供たちの10個の瞳もキラキラ光る。
キラキラ、キラキラ、キラキラ……まるで万華鏡のよう。
今でも目を閉じればあの美しい光景がすぐに蘇る。
すっかり成長した彼らだが、この思い出だけは格別らしい。
今でもその話になると家族単位であの場所にワープできる。
そんな雨の思い出。

- スペースワールド(アミューズメント)
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福岡県北九州市八幡東区東田4-1-1
http://www.spaceworld.co.jp/


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- Mr. Smile
- (財務アドバイザー)
- バブルの恩恵を受けた証券マンの過去を持ち、外資系企業に就職後20カ国を股に掛けた国際人。現在は国内の介護業界企業の財務アドバイザーとしてにじり寄る。今までのキャリアを全てつぎ込んでドカッと稼ぎ、早めのリタイアができたらなぁと密かに思う……悩みなきニコニコおやじです(笑)





