直感はきっと小さな私に違いない。
褒めて伸ばす妄想直感力トレーニング

「直感が強い」なんて言われると、思わず身構えてしまう。
千里眼でも持っているかのように、遠くの出来事を察知できるイメージがある。または「小人」が耳元でささやいているに違いない。

こちとら当選率の高いセブンイレブンのクジでさえ「ハズレ」を引いてしまうような直感力の弱さだ。
私の小人はいつからこんなに落ちぶれてしまったのだろう。
少なくとも子供の頃はもうちょっと、イケてた気がする。

「小さな巨人」レベルまで達すれば、くじ引きで「まさかのハワイ旅行」だって当てるまでになりそうが、うちのひ弱な小人にいきなり期待するんじゃ可哀想だ。小人はきっと、小さな私だもの。プレッシャーに弱いはず。
だから、もっと、ささやかで、小さな私にも出来ることを……
そもそもうちの小人はホントに何にもしてないのかしら?

あ、例えば友達と他愛もないおしゃべりをしていたときはどうだろう。
「全然話が変わるんだけどさ……」
なんて、話の流れをぶった切って全然違う話題を思い出すようなとき。
頭の中にある無数の、本人さえ忘れかけた引き出しが突然開くとき。
「関連づいたから開いた」のかもしれない。
けれど、「なぜ今、それに関連づくのか」はやっぱり説明出来ない。
そう考えると、実はうちの小人もかなりの頻度で働いていることがわかる。

ただあまりにも突拍子もない(と感じる)ことをひらめいても、ついつい口はつぐみがちに……

小人の体力は小さいが故に非力だ。(たぶん)
そう何度も記憶の引き出しを開けられない。
そしてきっと小人にも「モチベーション」が必要だと思う。
そう何度も自分の助けをむげにされては、小人もきっとふて寝して、教えてくれなくなる。
だから、突然「ハッ!」と記憶の引き出しが開いたのなら、小人のためを思って採用してあげることにしてみよう。

「全然話が変わるんだけどさ……」

こんなときの話はそのあと決まって「今言っといて良かった」と思うから不思議だ。いままで気が付かなくて、ゴメンよ、小人。

「小人、グッジョブ!」
なるべく小人の仕業にちゃんと気がついて、小人のモチベーションを上げてみよう。いわば小人の筋トレだ。そしていつしか小さな巨人にまで育ったら、当ててもらうぞ、ハワイ旅行!

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コヤナギ ユウ
コヤナギ ユウ
(yours-storeダイヒョー)
イラストレーター・デザイナー・プランナー、株式会社yours-store代表。趣味が趣味に留められず「始めることが大切」と見切り発車し、「続けることがいちばん大切」と雪だるま式に人を巻き込む。登山とカメラが今の趣味で雑誌マニア。社会科見学先でハンカチーフを集めている。
エッセイ:i REwrite you!