essay

L002
タナカ マリ(編集者&ライター)

仕事を辞めて中南米へ!
オンナ30、住んだ・旅した220日

思い立ったら、ラテン日和

「中南米、住んだる!」で選んだ国は、コスタリカ。
どこよそれ? いえ、ダーツで選んだわけじゃございません。


空港を出ると迎えてくれる「コスタリカにようこそ!」のボード。この黄色いラベルの「インペリアル」は、現地で誰もに愛される国民的ビール。

昨年の夏、「中南米、行っちゃうもーん」と決めた私。
しかし決めたところで、いったい何から手をつけりゃいいのか?

えーと、とりあえず必要なのは、住む国選びだ。ここで最終的にコスタリカと決めたわけだが、だいたい皆さん、「コスタリカ」と聞いて、何かイメージが浮かびますか? どこにあるのか、見当つきますか?

私はさっぱりつかなかった。
せいぜいが「……中米だからメキシコの下、だよね?」ぐらい。

いったいどんな経緯で、この国に白羽の矢を立てたかというと、これはほとんどまぐれみたいなもんだった。

実際のところ、現地に行くまでのほぼ全ての手続きはインターネットで行った。私の場合は「ラテンアメリカを見たい」という明確な最終目的があったため、スペイン語を学ぶためといっても欧州のスペインはスルー。あとは、ある程度の長期間住むことを前提に、生活のインフラ・治安・勉強しやすい環境etc.を基準にして、ただでさえ少ない中南米での生活&留学情報をネットや留学情報誌でワシワシ集めた。

で、何かの拍子で「コスタリカ」の5文字がネット検索でヒットしたのだ。

かつては「中米のスイス」とも謳われた、豊かな森と海に囲まれた小国。今は恵まれた自然環境を生かしてエコツーリズムに力を入れ、語学留学先としても人気が高い。

……ふーん。

なんだか分からんが、結構よさそうじゃんコスタリカ。さらに調べると、中米のなかでは治安が比較的よいこと、語学学校が充実していることなどが分かり、最終的にここに決めたわけだ。んもうスペイン語が勉強できて、生きて帰って来られて、最後に中南米をまわれるなら、住む場所なんてどこでもいい! という大胆かつ大ざっぱな決断力が生かされておるわけです。

お次は学校探し。これもインターネットや、東京のコスタリカ大使館に尋ねたりして候補を絞り、住む場所もひとまず学校が紹介するホームステイを利用することに。学校の入学申請も、ネットから英語でOK。あぁ、21世紀って素晴らしい。そう、動き出してみると、自力でできることって案外多いものなのだ。

私がこのへんの準備を始めたのが、2007年の11月頃。会社は年末いっぱいで離れることが決まり、仕事の引き継ぎであたふたしつつ同時進行で動いていた。

で、年が明けた今年の2月8日。いよいよ成田空港からアトランタ経由で約20時間かけて飛行機を乗り継ぎ、四国と九州を合わせた程度の面積しかない、この小さな国に降り立ったのだ。

時差ボケ絶好調の私が現地に着いたのは、夜10時過ぎ。フラフラと空港を出たとたん、もたつくように暖かく、かすかに甘い香りのする夜の空気が、真冬の東京から来た私の身体を包んだことを覚えている。耳に入るのは、陽気ながらも意味不明のスペイン語ばかり。

あー、ほんとに来ちゃった。仕事とか、この先の人生とか、どう転ぶか分からんけど、とりあえず着いちゃったよ

「マリ・タナカ? 日本人?」。迎えに来ていたドライバーに、私ははっきり「Si(はい)」と答えた。


着いた当初はビビりながら歩いていた、コスタリカの首都・サンホセの繁華街。東京に比べたら、小さい小さい。

コスタリカ在住の日本人が経営するツアー会社『ゴジ・ツアーズ』
コスタリカに行く日本人のほぼ全員が、一度は通るであろうWebサイト。
観光のみならずコスタリカでの留学&生活情報も多く、えらいお世話になりました。

外務省 海外安全ホームページ
今さら紹介するまでもないですが……世界各国の安全情報が一目瞭然。
備えあれば何とやら、で海外渡航前に一度はチェックするといいですよん。

在日大使館オフィシャルサイト
留学だ何だ、つってもどこから情報集めるの!? いきなり業者に問い合わせるのもちょっと不安……って時に案外使えるのが大使館。現地情報をいろいろ持ってる場合もあるので、一度訪ねて損はナシ。タダで教えてもらえるしね♪

¡ Bienvenido al mundo desconocido !
「未知の世界にようこそ!」

profile
タナカ マリ
タナカ マリ
(編集者&ライター)
広告やWebコンテンツ制作の世界で、企画・編集・執筆等の仕事を続けて早8年。30代に突入したわりにはあり余る体力を、趣味のバイク、ランニング、サルサダンスで燃焼中。2008年、仕事を一時中断してスペイン語を学ぶため中米コスタリカに約半年滞在。「人生やったもん勝ち」を代々の家訓として掲げることを目論む今日この頃。
back number
思い立ったら、ラテン日和
L001
「心のドキドキ」に従ったら、日本の反対側に飛んでいた。でも大丈夫、そんなの誰にでもできるから。
思い立ったら、ラテン日和
L002
「中南米、住んだる!」で選んだ国は、コスタリカ。
どこよそれ? いえ、ダーツで選んだわけじゃございません。
思い立ったら、ラテン日和
L003
コスタリカ生活、いよいよスタート。
まず何に驚いたって、ないのよ、アレが。
思い立ったら、ラテン日和
L004
コスタリカには美人が多い、
その噂はホントなのか?
思い立ったら、ラテン日和
L005
「自然とエコの楽園」は
どこに向かって行くんだろう?
思い立ったら、ラテン日和
L006
「女子おひとりさま」が
中南米で生きづらい理由
思い立ったら、ラテン日和
L007
ラテン的世界から見た
ニッポン人について
思い立ったら、ラテン日和
L008
お隣りの国、ニカラグアへ!
思えば遠くに来たもんだァ〜♪
思い立ったら、ラテン日和
L009
コスタリカ撤退準備!
で、次なる予定は……
思い立ったら、ラテン日和
L010
いざ南米旅行に出発!
まずはメキシコへ
思い立ったら、ラテン日和
L011
大都会メキシコシティ&
巨大ピラミッドの頂上へ
思い立ったら、ラテン日和
L012
¡Viva Mexico! 女子の
ハートを鷲掴みな町並み!
思い立ったら、ラテン日和
L013
冬真っ盛りのペルーに上陸!
首都リマでの小さな出会い
思い立ったら、ラテン日和
L014
高山病もなんのその、
行くぞマチュピチュ遺跡!
思い立ったら、ラテン日和
L015
ボリビア突入、目指すは
「世界最高」のチチカカ湖!
思い立ったら、ラテン日和
L016
地平線まで真っ白な世界!
極寒地獄のウユニ塩湖
思い立ったら、ラテン日和
L017
アルゼンチンまで行っちゃえ!
イグアスの滝とご対面
思い立ったら、ラテン日和
L018
[最終回]
ブエノスアイレス到着!
そして終わる、ラテン日和