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働くオンナの5年間、
ブログ「i live you!」の傑作を再構成
i REwrite you!
クリエイターの転職日記07
創造=クリエイティブとは退屈なのか?

求職活動の他に、パソコンの不調と花見に忙しかった2005年の春。
最終面接に行ってきた。
2週間前に面接を受け、例の「大喜利のような2次試験メール」が来たところだ。 業務内容はまんま「グラフィック制作」で、カタログからポスター、ロゴ、パッケージ、装丁、SP(Sales Promotion=販売促進)ツールまで幅広い。 制作過程も素材の撮影から始まることもあり、業務内容的には志望しているとおり。 ただ、制作物のジャンルは広いことは広いのだが少々堅め。
代理店を通さず、クライアント直の仕事が多いらしい。だから仕事を任せてもらえるようになれば、ある程度自由にデザイン出来るようにはなるだろう。
私が目標としている「是非とも入社したい!」と考えるようなデザイン会社は、業務での制作物の他、「作品」と呼べるような活動をしているところが多い。 すでにある素材を組み合わせるようなデザインと言うより、アート性を感じさせるようなグラフィックデザイン。しなやかで、のびやかで、若い感じ。
そういうところは得てして敷居が高すぎる。グラフィックデザイナーとして会社での勤務経験がないような、インチキグラフィックデザイナーの私にはなかなか入り込めない。
デザイナーには学歴や職務歴なんて関係ない、実力主義だ、なんて言うけれど、実力=勤続期間じゃないかと最近思う。 少なくとも、ポートフォリオより先に職務経歴書をチェックされるし。
そう考えると、たとえ今は「是非とも入社したい!」と思えない会社でも、「インチキグラフィックデザイナー」な私を最終選考まで残してくれたデザイン会社は稀少で、今後こんなチャンスはないかも知れない。
「人材斡旋会社」の人も紙(この場合印刷媒体全般、非ウェブ)の求人は少なく、敷居が高くて、条件が厳しいと言っていた。 前に登録している「優クリエイト」なんて未だに音沙汰がない。(同じ名前なのに!)
仮に最終面接に通ったら……の話だけれど、今の私は「身分相応」に、グラフィックデザインの「勤続年数」を手に入れるべきなのではないだろうか。 ここで1年、2年、修行してから高見を狙った方が良いんだろうか。
今は夢見すぎているだけだろうか。 こうやって自分の「条件」で考えれば、受かっただけでも御の字な気がする。 でも、この会社の制作物を見た正直な直感は「なし」だったんだ。
こういった制作物を中心に作るのならば、社内では刺激をもらえない。「グラフィックデザイナー」という肩書きを手に入れたとしても、今よりもっと自主的に刺激を求め続ける必要性があると思った。
すでにグラフィックデザイナーの友達にこのことを話したら、
「君がやりたいのはデザインじゃないんじゃない? デザインなんて平坦で刺激のないものだよ」
と言われてしまった。 ものをゼロから作って(創造=クリエイティブ)も、クライアントが平坦を求めていればそういうことになるよね……
内定をいただいていたウェブ会社には週明けにお返事するつもり。 こんな気持ちではウェブに手を付けても「妥協」になってしまう。 滑り止めみたいに保留しておくのもなんだか嫌だし、お断りしようと思う。
無職2週間目。 求職は忙しくて、無職って気がしない。 私はいったい何に向かっているんだろうか。
オリジナル投稿(2005.04.11 Monday 00:34)
デザインとは退屈なのか


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- コヤナギ ユウ
- (yours-storeダイヒョー)
- イラストレーター・デザイナー・プランナー、株式会社yours-store代表。趣味が趣味に留められず「始めることが大切」と見切り発車し、「続けることがいちばん大切」と雪だるま式に人を巻き込む。登山とカメラが今の趣味で雑誌マニア。社会科見学先でハンカチーフを集めている。
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