知ってるつもり?
ユニセフってなんだ

オリンピック開催をきっかけに、
援助される側からする側へ

さあ、やってきましたユニセフハウス。ここは、活動や世界の子どもたちの現状を展示で紹介する日本ユニセフ協会運営の施設。ボランティアの方が常駐しており、予約すれば丁寧に説明してくれるので、ぜひ声をかけてみよう。やる気だけは超一流な私たちも早速同行をお願いし、レッツ・ビギン・ザ・お勉強!


白い鉄筋にさわやかなブルーのロゴが映えるユニセフハウス外観

ユニセフができたのは私たち(1977年産)が生まれる31年前の1946年。第二次世界大戦が終わった翌年のこと。二度と戦争を起こさぬようにとの願いから国際連合が誕生したその1年後、戦争で被害にあった子どもたちを助けるために、国連国際児童緊急基金(United Nations International Children's Emergency Fund)が作られたのが始まりだそう。そのときはまだ「緊急」という言葉が入った基金だった。
 ところが、10年くらいたつと、戦争で傷ついた子どもたちも大人になって、もう援助しなくても大丈夫という状態に。しかし、アフリカやアジア、中南米の国々にはまだまだ支援が必要な国がある—ということで1953年に「緊急」と「国際」を削除した今の「国連児童基金」になった。団体名を英語になおしても「United Nations Children's Fund」。実は頭文字をとってもUNICEFにはならないのね。でも、ユニセフという呼び名がみんなに親しまれていたので、今もそのまま使われている。

「1964年に日本で大きなイベントがありました。それは何でしょう」
……そう、答えは、東京オリンピック! オリンピックを開催できるということは、国が経済的に豊かになった証拠だそうで、日本は「援助される側」から「援助する側へ」と役割転換した。つまり、私たちが生まれるつい10年くらい前までは日本もユニセフの援助を受けていたということ。お母さんたちが「給食で飲まされたけどまずくてまずくて……」と言っていた脱脂粉乳も、このときにユニセフから送られていたものだったのだ。


まずいと評判の脱脂粉乳は、こんなおしゃれな缶に入れられて送られてきた。これで約2060人分!

林さん「韓国も同じですよ。1988年に開催されたソウルオリンピックが転換期です。これをきっかけに国として大きな成長を遂げ、それからほどなくした1992年に援助する側になりました。
一同「中国は……どうなるんでしょうね」