三種の神器を手に入れよう

黒いマント姿でチケットを切ってくれる劇場スタッフに感激しながら、赤いじゅうたんが美しいエントランスへ。すると、両脇では着物にビシッと身を包んだ出演者の奥様が、ごひいきさんをお出迎えしている様子。あ、ご祝儀渡してる! 見回してみると、着物姿の人もチラホラ。おわっ、なんだかとっても伝統芸能っぽいぞ!

さあ、ひととおりキョロキョロして歌舞伎座の空気になじんだら、三種の神器を手にいれよう。

まずは入り口を入って右手へGO! 突き当たりの売店前でイヤホンガイドを借りるのだ。そして、幕間に食べるお弁当もお芝居が始まる前にここで予約を。お弁当は外で買ったものを座席でも食べられるけど、せっかくだから地下にある食堂を使うのがオススメ。本家本元の「幕の内弁当」を選んで歌舞伎気分を盛り上げよう。


- そもそも「歌舞伎」ってなあに?
「歌舞伎」という言葉は、奇抜な格好やエキセントリックな振る舞いをあらわす「傾(かぶ)く」が語源。ちょうど江戸幕府が開かれた1603年に、京都の巫女・出雲阿国が男装した芝居や流行歌に乗せたダンスを披露したのが始まりだ。阿国の奇抜なパフォーマンスはたちまち評判になって、遊女たちまでが真似する一大ブームに。でも女性による歌舞伎踊りは風紀を乱すと禁止されてしまう。現在のように男性のみが演じるようになったのはそこからなのね。





