かっこいい「男」になれ!
女の身体は恋をするように出来てない。
ヤリマンを卒業すると幸せになる

自分を解放して欲しかった
僕はAV監督として、実際の女性より自分にとって都合のいい女を撮ってきた。「男が何をして欲しいか解っている女」。自分のためじゃなく、男にとって都合良いことばかりしてくれる、そんな女がいたら良いなぁと思って。エロい女が男を攻めまくるという僕が撮ったAVを見てくれた女性達が「私もこんなエロいセックスをしたい!」と言ってくれて。僕の妄想でしかなった痴女系のAVが、女性のセックスライフを自由にしてあげられるんだとわかって、嬉しかったんですよ。
「an・an」のセックス特集で取材を受けて、僕は女性が積極的にセックスをする方法をたくさん紹介したんです。AVにおける「エロい騎乗位」や「エロいフェラチオ」がどんなものかと。誌面では一字一句間違いなく、僕の言ったことがちゃんと書かれていた。けれど、「なんか変だな」って感じたんですよ。僕が紹介したようなエロいセックスのテクニックを、愛し合うために使うんじゃなくて、男の人に捨てられないために使おうとしているんじゃないかって。
そんな「an・an」を見て、30代くらいの若い女の人は可哀想だなって思ったんです。女の人は男に比べてやらなくちゃいけないことがいっぱいありすぎる。キレイになって、仕事もして、恋もして、結婚もしなくちゃいけない。だけど、頑張りたいのは自分が惚れている男のためだけで、くだらない男のためには家事なんかしたくないわけでしょ? 女の人は頑張ることが好きだけど、実は頑張っている自分が好き。これって実は凄いナルシシズム(自己愛)だよね。今の自分を認めていないのに、自分にしか興味がない状態。相手のためを考えているようで、そんな自分になりたいってだけ。
そんな女がどんな男を選ぶかと言うと、自分を絶対好きにならない男が好き。自分の心の中にしか居ない「理想の異性」を凄く尊敬していて、この人なら自分のことを理解してくれると思っている。その一方で実際に自分のことを好きって言ってくれる男の人をナメてるでしょ? 自分を好きになる男のことを「見る目がないんじゃないか」って、自分のことまでナメている。自尊感情が低すぎるんだよ。ナルシシズムが強すぎて自分のことしか考えていないのに、自分のことを全然認めてない。
服と化粧品を売るための「恋」
やらなきゃいけないことが多いっていうことは、裏を返せば「求め過ぎ」ってこと。 仕事もしたいし、キレイでもいたいし、子供も生みたいし。まぁ、ホントに生みたいのかはなはだ疑問だけど。女性誌に踊らされて、全部欲しがるわけですよ。つまり、「恋をさせられている」。
恋と愛っていうのはひとくくりにされて、「恋愛」っていわれているけど、全く逆のことだからね。
恋というのは欲しがることで、手に入れたら終わる。
愛というのは見返りなく与える、相手を肯定するってことだから。
女に恋をさせた方が、服と化粧品が売れる。だから「an・an」は女に恋をさせたけど、恋は絶対に女をキレイにしない。むしろやつれる。だから、恋っていうのはあんまりいいものではない。恋は求めている状態だから、手に入ってしまえば終わってしまう。ただ、終われば成長しますから、そのために男も女も恋をしているんでしょうね。





