「恋愛体質」とはよく言ったもので、恋をするにはやっぱりそれなりの準備が必要なんじゃないかと思うのです。
でも、今の自分が「恋愛できるからだ」なのかなんて、なかなかわからないもの。
そんなとき、ぜひ観てもらいたいのがこの作品。


物語の主人公は、ニューヨークに住む4人の女性。
コラム「SEX AND THE CITY」を新聞に連載していたライターのキャリーは、今や3冊のベストセラー本を持つ売れっ子作家に。そんなキャリーの親友3人、弁護士ママのミランダ、潔癖お嬢様のシャーロット、精力絶倫のサマンサも、相変わらず仕事に家庭にセックスに奮闘中。


シーズン6まで放送された超人気のテレビドラマ版で1度はハッピーエンドを迎えた4人だけど、この映画版では彼女たちそれぞれに、今までで最大のドラマが巻き起こる。


最高の幸せが、最悪に変わる瞬間。
心から信じた相手に、裏切られたときの衝撃。
本当の自分を抑えて相手に合わせようとする違和感。
自分の身体が変わっていく恐怖。


「恋愛、結婚、出産、離婚の危機……などなど、キャリーたちが出会うドラマは、女性なら誰もが経験するだろうことばかり。
文字にするとちょっと怖いけど、これらの感情は、誰かを本気で好きにならなければ、絶対に味わえないものなのだ。


夢物語では終わらない40代女性の恋のリアルさに感情を揺さぶられ、涙が止まらなくなる。裏切りに傷ついた女性たちだけでなく、彼女たちの恋人やフィアンセの想いに切なさがこみ上げる。カワイイ洋服や、美しい靴にうっとり。ところどころに散りばめられたユーモアや下ネタに笑いが止まらない。
泣けて笑えて、とにかくこころが動く、動く!
普段は意識していなくても、こころの恋愛筋肉が運動不足だったことを実感できるはず。


「自分は絶対幸せになれる!」
そう信じるキャリーたちのガーリーパワーとユーモアに身を浸して、映画館を出る頃には、ピンクのラメシャワーを全身に浴びたように、自分も突然輝き出したような気持ちに!
女性でいることが嬉しくなって、自分が好きになって、楽しくなって、恋がしたくなる。
一発でそんな「恋愛体質」になれちゃう1本です。


SEX AND THE CITY

SEX AND THE CITY(映画)
監督・脚本・制作:マイケル・パトリック・キング
出演:サラ・ジェシカパーカーほか
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、GAGA USEN
全国東宝洋画系で上映中

泣く子も黙るマドンナ様の2006ワールドライブツアーDVD。
遊園地みたいな舞台で繰り広げられるショーのすごさと、ダンサーのスーパーダンスにすっかりファンになってしまった1990年の「Blond Ambition Tour」以来の衝撃だ。


「VOGUE」のコーン型ブラジャーも中学生の私には驚きだったけど、この「Confessions Tour」のセットリストもまた、どこを切り取っても目が離せない驚愕パフォーマンスが目白押し!


「Live to Tell」では高さ6メートルの十字架に自らが磔になり、「Like a Virgin」ではロデオマシンをポールに見立てたセクシーダンスを披露。白いスーツに大きな襟を立てた衣装で登場して、何をするかと思えば、ディスコ調にアレンジされた「music」をトラボルタ並みにナイトでフィーバー!
度肝を抜かれるアイデアと一流の技が織りなすショーアップ。
もう、見ているだけで目が楽しくて仕方ない!


そんな誰にもまねできない「マドンナオリジナル」を支えているのは、年齢と重力を無視した圧倒的なボディ。
今年で50歳を迎えたというのに、腕はムキムキ、足はほっそり、おしりは締まっているし、踊りっぱなしなのに息も上がらないなんて……。


いくらプロで鍛えているとはいえ、マドンナが高さ15センチはありそうな極細ピンヒールでステージを駆け回り、全裸と見まがうピタピタ衣装で世界中を熱狂させているというのに、20歳も若いはずの私はどうだ。


楽だからってペタンコ靴でうろうろ。ダイエットは三日坊主。肌を休ませるという言い訳ですっぴん上等。スカート? ソレナンデスカ?


これではいかん。
本気でいかん。
とにかく、もっと身体を動かして、ヒールも履いて、セクシーにならなくちゃ。

レオタード姿で踊るマドンナから印籠を突き付けられたかのように、モニターの前でひれ伏す私。
マドンナを目指すかどうかは別にして、オンナになるための努力と気合い、それからモノを作る人間としてのプロ根性にも圧倒されることまちがいなし。
自分を奮い立たせたいときの気つけ剤にはもってこい! です。

THE CONFESSIONS TOUR

THE CONFESSIONS TOUR(完全版:DVD+CD)
アーティスト:MADONNA
レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2007/3/12
ASIN:B000MM1I5C
価格:3,480円(税込)
本編:73 分
profile
まつざき みわこ
まつざき みわこ
(complex gala.編集長)
「ソフト面」の編集を担当するフリーライター。エンタメ系から小難しい系までいける理論派だが、感情が先走るクセがあり、時折フリーズする。必殺技はベリーダンスだが恥ずかしがって披露しないという、これまたアンビバレンスな彼女である。
ブログ:虹色玉虫